こんにちは、おもちです!
厚労省の統計不正がメディアを騒がせていますね。
これは厚生労働省の「賃金」に関する統計で不正が明らかになった問題で、組織で共有していたマニュアルには適切な手法が記載されているにもかかわらず、不正が続けられていたというもの。
本来の賃金の調査方法は調査員が戸別訪問し、調査票の配布や回収を行うとされていたものが、実際には「郵送」で行われていたのです。
このことが総務省が行った一斉点検の際に報告されず、厚労省は「担当室長が意図的に隠蔽した」と公表しました。
このような不正は少なくとも10年以上前から行われていたとみられています。
簡単にいうと「賃金について全数検査しますよ」と言っていた対象である500人以上の規模の事業者において
「実は全数検査してませんでした」
「全数検査しているように自動的に調整してくれる不正なデータ作成プログラムを使用してました」
といった、お役所にあるまじき隠蔽行為をしていたということですね。
これではアベノミクスで「賃金上がってるよ!」といっている安倍さんへの追求が厳しくなるのも当然かもしれませんね。
そこで今回は厚労省の統計不正はなぜ起きたのか?雇用・失業保険に影響はあるのかまとめてみました!
厚労省の統計不正はなぜ起きた?

今回の統計不正がなぜ起きたのでしょうか?理由は大きく二つです。
「コストカット」と「体裁」です。
「コストカット」については、今回の不正により結果的に労働者への雇用保険支払いが500億円以上減額されています。つまり、厚労省が「労働者に支払う金額を少なく抑えることができた」ということですね。
もう一つの理由「体裁」ですが、安倍総理はアベノミクスの効果により日本企業の賃金が底上げされてきたと強く謳っていました。
この体裁を保つため、アベノミクスの効果を実際以上に大きく見せるためにこのような不正を働いた可能性が非常に高いのです。
統計不正はCOBOLのせい?
今回の統計不正について厚生労働省から文書が発表されたのですが、その中にプログラム言語「COBOL」に関する言及があり話題になっています。

つまり、問題の原因はプログラムのミスそのものではなく、チェック体制を含む管理体制にあったと読めます。
COBOLという言語は比較的古い言語のため、扱える人が少なくなってきているプログラミング言語です。
これを逆手に取り、今回の不正をCOBOLのせいにしようとしているとみられています。
「COBOLで書かれた特殊なプログラムなので高齢者しか読めず、そのミスがチェックできない」と言い換えて論じているコメンテーターもいらっしゃるようですね。
これを受けてネット上でも物議を醸しています。
エンジニアやIT関連の知識のある方からすれば、このような厚労省の「言い訳」は苦しく見えてるようですね。
ツイッターなど、ネット上の声は
今回の統計不正を受けて、ツイッターなどのネット上の声を調査してみました!
当然ながら、なかなか厳しい意見が多いですね。
今回の不正を受けて、よくYahoo!ニュースなんかで見る「ボーナス平均100万以上」「賃金アップ」みたいな記事の信ぴょう性が、今後はより低くなっていくでしょうね。
というわけで今回は厚労省の統計不正はなぜ起きたか、cobolや雇用・失業保険への影響などについてまとめました!