ファーウェイCFOはスパイ?7つのパスポートと逮捕理由や年齢、保釈は?

ファーウェイCFOはスパイ?7つのパスポートと逮捕理由や年齢、保釈は?

こんにちは、おもちです!

12月1日に、中国通信機器大手ファーウェイのCFOがカナダで逮捕され、世界中で話題となっていますね。

直接的な理由は「対イラン経済制裁を回避する金融取引に関与した疑い」とされていますが、事はもっと複雑なようです。

そこで、今回はファーウェイCFOスパイ説や、7つのパスポートや逮捕理由、年齢などのプロフィールを調査しました!

「ファーウェイCFO」孟晩舟プロフィール

名前:孟晩舟(もうばんしゅう)
発音(ピンイン):Mèng wǎn zhōu(メン・ワンツォウ)
生年:1972年(月日不明)
年齢:今年46歳
出身:中国広東省深セン市
所属:ファーウェイ副会長でかつCFO(最高財務責任者)

今回逮捕された孟氏はファーウェイ創業者の娘であり、最近は後継者の有力候補としても浮上していたようです。

また、ファーウェイ後継者として孟氏への注目が高まっていたなかでの逮捕は、会社のみだけではなく、アメリカ等との貿易問題をより悪化させる可能性を孕んでいます。

「ファーウェイCFO」孟晩舟はスパイなのか?

孟氏が中国公認のスパイと言われている理由は、「7つのパスポート」問題が発端となっています。

過去11年間で中国旅券を4通、香港旅券を3通使い分け、なんと名前や年齢なども架空のものを使っていたそうです。

また最近の調べでは、この7通以外にも偽造パスポートを持っている可能性があるとのこと。

香港の新聞は「中国と香港でパスポートを同時に保有することはあり得ない。唯一の可能性は中国政府に認められた特権スパイだということ」と厳しく指摘してます。

これを見る限り、孟氏をスパイだと言い始めたのは、香港のジャーナリストのようですね。

日本政府が見つけたファーウェイ製品内の「余計なもの」とは?

孟氏の逮捕と同時期に、日本政府がファーフェイやZTEなどの中国製品を排除するというニュースも同時に世間を騒がせました。

日本政府がファーフェイの製品を分解した所、ハードウェアに「余計なもの」が見つかったというのです。

菅官房長官は、「現段階で、具体的な取り組み状況については、コメントすることは控えたい。いずれにしろ、わが国全体のサイバーセキュリティーの向上に向けて、引き続き、さまざまな観点から取り組みたい」と述べました。

しかし調査を続けていると、この「余計なもの」が孟氏スパイ説の可能性を高めるものだということがわかりました。

なんと、その部品からは3日おきに、データを中国に送る機能になっていたのです。


つまり日本政府の情報は72時間おきに中国に送られ続けていたと・・・

恐ろしいですね。これを仕組んだのが孟氏という確定的な証拠はないものの、パスポートの件もあり怪しまれるのは当然でしょう。

逮捕理由は?

中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)が米国の要請でカナダで拘束されたことを巡り、ロイター通信は6日、米司法当局がファーウェイについて、対イラン経済制裁を回避する金融取引に関与した疑いで捜査していると報じた。
(毎日新聞12月7日)

つまり、イランとファーウェイが違法取引したことを米国が刺し、逮捕したということです。

しかし、上の直接的な理由以外にもアメリカがファーウェイを叩きたい理由があります。

米国、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国は最近、安全保障上の懸念を理由に、より高速な通信が可能となる5Gモバイルネットワークのインフラ機器調達からファーウェイを除外。

②理由は「安全保障上」

③ファーウェイの創始者で孟氏の父親の任正非氏は、中国人民解放軍の元軍人。政府との繋がりが強固。

以上の3つの観点があります。つまり、ファーウェイは中国政府の「やれ」と言われれば、自社のデータや情報を提供しなくてはいけない立場なのです。

諸外国からしてみれば、こんなに怖い事はないですよね。ファーウェイの普及が広がれば広がるほど、セキュリティのリスクは高まります。

これを防ぎたいという気持ちは上にあげた3国以外も同様で、今回の逮捕をきっかけに、アジアを含めた世界中から同社への批判や厳しい見方は強まっている事でしょう。

孟氏の保釈が決定。保釈金は8億円以上!

Huawei
ブリティッシュコロンビア州最高裁判所の外で抗議デモを行う孟氏の支持者たち

2018年12月11日(現地時間)、カナダの裁判所は孟氏を保釈したようです。

保釈金はなんと日本円で約8億5000万円

保釈金としてはすごい額ですね。

ファーウェイは早速、「カナダと米国の司法制度が公正な結論を出すと確信していた」との声明を発表。あらゆる法と規制に従う意向を示したようです。

しかし、保釈条件としてカナダにとどまる事、電子監視の対象となることが義務づけられたようです。

もし孟氏がスパイだったとしたら、逆に自分の情報が筒抜けになってしまうという、完全に立場が逆転してしまいましたね。

というわけで、今回はファーウェイCFOスパイ説についてまとめてみました!

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