こんにちは、おもちです!
日本政府が、米軍の離着陸訓練用の移転候補地となっている馬毛島(まげしま)(鹿児島県西之表市)について、地権者との間で近く売買契約を結ぶ見通しが決定しました。
日本とアメリカ両政府が2011年に馬毛島を候補地に選んで以来、停滞していた買収交渉がやっと決まります!
かなり長く時間がかかってますね。恥ずかしながら、この馬毛島の存在も初めて知りました・・・。
そこで今回は 馬毛島買収の最新ニュース、場所(地図)や米軍用滑走路の建設地として選ばれた経緯などまとめてみました!
馬毛島買収 決着へ

馬毛島の買収についてですが、日米両政府が2011年に候補地に選定して以降、地権者との交渉が長い間停滞していました。
当然ながら、この移転が実現すれば在日米軍の訓練環境が改善するというアメリカのメリットがまずありますよね。
また、米軍はいま訓練を硫黄島(東京都)で実施していますが、馬毛島は硫黄島に比べて岩国基地に近く、在日米軍には使いやすいのです。
何故8年も買収の合意形成が遅れた?
では、何故8年もの間交渉が停滞していたのでしょうか?
日本政府は当初、50億円弱の買収額を提示していたが、地権者側の希望額と大きな開きがあり、買収の合意形成が遅れたようですね。
今回、政府側が金額を上積みすることで大筋合意したようです。ちなみに、買収額は当初の約3倍である160億円です。
地権者は「立石建設/タストンエアポート」立石勲 氏
馬毛島の実質的な所有者は 立石建設工業の社長、立石勲氏です。

立石氏は 遠洋漁業の船長を経て上京し、1964年に不動産の「立石建設」、68年に砕石販売の「立石建設工業」を設立されている敏腕経営者です。
どのように馬毛島の所有者になったかというと不正融資事件で後に事件化する「平和相互銀行」が、レジャー基地にと目論んで買収したものの失敗となった馬毛島を、立石氏が4億円で買収したことがきっかけ。
日本で二番目に大きな無人島を利用しようと、多くの計画が立ち上がりましたが、結局どれも実現しなかったそうです。
また、不運は重なり、09年12月、東京国税局査察部が脱税容疑で強制調査、立石氏は法人税法違反で起訴され立石氏は懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を下されました。
立石氏曰く、これまで馬毛島に投下した資金は150億円にのぼるといいます。
今回の買収額が160億円なので、立石氏の言葉が本当だとすると10億円位プラスなのでしょうか。
馬毛島の場所(地図)は?

馬毛島の場所ですが、種子島の西方12kmの東シナ海上に位置しており、面積は8.20km2、周囲16.5km、最高地点は島中央部の岳之越の71.7m、地勢は低くて平らです。
島には河川がなく地質は農業に適さないそうですが、島内には、ニホンジカの1亜種であるマゲシカが棲息していて、島の周辺は好漁場となっているそうです。
以上、今回は馬毛島買収の最新ニュース、場所(地図)は、地権者の立石氏についてまとめました!