こんにちは、おもちです!
マイナンバーの個人情報流出が問題となっていますね。
今回はなぜマイナンバーの個人情報が流出してしまったのか?無断で再委託したシステムズ・デザインやことの経緯をまとめてみました!
約70万件のマイナンバー個人情報流出経緯

国税庁は14日、源泉徴収票などのデータ入力を委託した会社が、国内の別の業者に無断で再委託していたと発表しました。
再委託されたのは約70万件分で、うち少なくとも約55万人分のマイナンバー(社会保障と税の共通番号)が記載されていた可能性があると。
同庁によると、問題があったのはシステム開発会社「システムズ・デザイン」(東京都杉並区)という会社のようです。
2017年度から源泉徴収票など約138万件のデータ入力を受注していたようですが、業務量が増え、いくつかの発注分を国内の3業者に無断で再委託したそうです。
現時点では、再委託先からの漏えいは確認されていないそうなので、最悪の事態は免れたのかもしれませんが、第3者に一般市民の個人情報が流出した事実に変わりはありませんね。
”無断で再委託”した「システムズ・デザイン」とは?
今回、元凶となった「システムズ・デザイン」という会社についても調べてみました!
社名 | システムズ・デザイン株式会社 |
業種 | 情報処理サービス |
設立 | 1967年3月 |
資本金 | 333,906千円(2018年3月31日現在) |
株式上場 | 東京証券取引所 JASDAQスタンダード(2005年3月上場) |
従業員数 | 368名 臨時 553名(2018年3月31日現在) |
売上高(連結) | 82億95百万円(2018年3月期) |
経常利益(連結) | 2億39百万円(2018年3月期) |
歴史も長く、ジャスダック上場もしている企業のようです!地方拠点子会社もいくつかあり、経営は安定していたのでしょう。
「シズテムズ・デザイン」社長メッセージ
HPにある社長メッセージも見てみましょう。

「コンプライアンスを遵守」「信頼性」「お客様から信頼を得て安心して業務を依頼できるパートナー」・・・、この誓いを全て裏切る結果となってしまいました。
「シズテムズ・デザイン」社が謝罪コメントを発表
システムズ・デザインのHPを見てみると、お詫びのコメント文がアップされていたので、一部抜粋します。
この度、当社が東京国税局及び大阪国税局より受託しておりましたデータ入力業務におきまして、その一部 を契約及び法令に違反して、特定個人情報を含む個人情報(以下「個人情報」という。)の入力を外部業者に 再委託しておりましたことが判明いたしました。
中略
このような事態を招き、関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上 げますとともに、本件に関する対応について、以下のとおりご報告申し上げます。
当社としましては、この度のことを重く受け止め、その原因究明と今後の再発防止に努めてまいる所存です が、関係当局の指導の下、現在、外部の専門家の協力を得て鋭意調査を行っており、詳細が判明次第、速やか に公表する予定です。
このような声明を出していますが、情報処理受託がメイン事業である会社がこのようなずさんな対応をしたということは致命的でしょう。
今後、政府どころか民間からの取引も減少することは確実です。
ネット上では怒りの声
もちろん、ネット上では怒りの声が多数!





個人的には、無断で再委託をした「システムズ・デザイン」ではなく国税庁や国、マイナンバー制度そのものへの批判が多いことが気になりました。
国か民間かは関係なく、全ての取引はお互いの「信頼関係」の上に成り立っていると思います。これを裏切ってしまったシステムズ・デザインの責任の方が重いのではないでしょうか。
とはいえ、国もこのような再発防止に向け何かしらの手は打たないといけないですよね。
今後の政府の動きを見ていきたいと思います。
というわけで、今回はマイナンバー流出経緯や、無断再委託をしたシステムズ・デザイン社についてまとめてみました!