こんにちは、おもちです!
巨人の菅野智之投手(29)が17日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円アップの6億5000万円(金額は推定)でサインしました。
これは日本人歴代最高年俸という大記録!
今回はそんな菅野投手の何が凄いのか?今回の年俸について歴代6億越えの日本人選手は他に誰がいるのか?メジャー行きはあるのか、等をまとめてみました!
「6.5億」は日本人歴代最高年俸

契約更改を終え、記者会見に臨む菅野選手
6・5億円という年俸ですが、正しくは「日本人歴代最高年俸同額」のようです。
もう1人は大魔神、佐々木主浩投手ですが、佐々木さんは今回の菅野選手の契約更改の件を受け、以下のようにコメントしています。
佐々木主浩氏(日刊スポーツ評論家)のコメント「オレのは十何年も前の話だからね。時代が違うから、菅野はもっともらってもいいと思う。それこそ10億円を目指して頑張ってほしい。今年の活躍もたいしたもの。毎年“進化”していってる。来年、もっと“進化”した菅野を見てみたいね」
この調子で活躍を続けていれば、佐々木さんのコメント通り、将来的に日本球界初の“10億円プレーヤー”になることも夢ではなさそうです。
年俸「6億越え」の日本人選手は他に誰がいる?
6億円以上は他に松井秀喜(巨人・6億1000万円)、阿部慎之助(巨人・6億円)、黒田博樹(広島・6億円)、金子千尋(オリックス・6億円)選手がいます。
菅野投手は史上6人目で、巨人の投手では杉内俊哉(5億円)を抜いて史上最高年俸、現時点で来季の現役選手最高年俸となっています!
菅野投手の凄さ

今季は28登板で202イニング、15勝8敗、防御率2・14、200奪三振、10完投8完封。2年連続の最多勝、3年連続4度目の最優秀防御率、2年ぶり2度目の最多奪三振で「投手3冠」に加え、選考基準全項目クリアでの2年連続沢村賞受賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞とタイトルを総なめ
上記のような実績を持つ、もはや日本球界No1投手と言っても過言ではない菅野投手ですが、一体何が凄いのでしょうか?
メジャーの大谷投手等と比べると、圧倒的な球速や二刀流等の派手さはないですが、「全ての能力が高い水準で、弱点の少ない投手」というイメージです。以下、より詳細に考察してみました!
①投球フォーム
菅野投手の試合を観ていると「3振はあんまりとらないけど、なんかバッターが打ち取られているな」というような印象を受けました。(最近野球を見始めた素人目線ですが)
野球用語で「グラウンドボールピッチャー」というようです。要は「打たせて取る」ピッチャーですね。
余談ですが、MLBでは球数を節約する投球が高く評価され、故障者リスト入りを防ぎ、ローテーションを守るために必要な球数にこだわるんだとか。
よって、奪三振にこだわり、球数を増やしてしまう「速球投手」は、必ずしも評価されないというのです。
また、「グラウンドボールピッチャー」と反対の「フライボールピッチャー」は、外野ゾーンまで飛ばされるミスの危険性が常にあり、MLBでは評価が低いらしいです。
巨人でいうとカミネロとかですね。
なぜ菅野投手の球は「打ちにくい」のでしょうか?それは菅野投手が左足を踏み出したときには、もう、投手の上半身が打者に正対し、ボールを持つ右手が顔の前に出ているからだそう。

つまり、菅野投手の左足(ステップ足)の踏み出しと、右腕の振りが殆ど同時なのです。
左足をゆっくり下ろし、グラウンドに接するぎりぎりの辺りまでは右手は後ろにあるが、左足が着地する瞬時に上体を反転し、足を着くや否や、右手を前に振り出していく→この左足と右手の誤差が少ないほど、打者は打ちにくいそうです。
打者にとって、投げ下ろされたボールが突然目の前に現れるような感覚があるので、打者が打ちにくくなるのですが、
さらに、そのボールが鋭く変化でもしようものならバッターも参ってしまうでしょうね。
②コントロール(制球)が凄い
また、これは有名な話のようですが、コントロール(制球力)の高さにも定評があるようです。
菅野投手は、スリークォーターから最高球速156キロを記録したストレート系(フォーシーム・ツーシーム・ワンシーム)を軸に、三振が取れるスライダー、カットボール、カーブ、フォーク、シュート等の多彩な変化球を高い制球力で投げることができるそうです。
単に球速が速い投手や多彩な変化球を持っている投手よりも、この制球力の高い投手の方がバッターとしては打ちにくいのだそうです。
③スライダーのキレが凄い
これは山田哲人選手が「スライダーのキレが凄く、打者は途中まで直球にしか見えん」と証言しているのですが、特にスライダーの変化のキレが凄いんだとか。
全体的にレベル高めの菅野投手なので、スライダーだけ特筆されることが少ないのですが、トリプルスリーの山田選手がいうのであれば、余程凄いのでしょう。
メジャー行きはある?
当然、メジャー行きはどうなのか?という話になりますよね。
菅野投手は「もっと上に行きたい。将来的には10億円もらう選手が出てきてもおかしくない。そうすれば、野球選手になりたいと思う人が増えてくる」と発言しており、さらに
「メジャーの夢はまだ持っている」
とメジャー挑戦の希望を口にしています!海外FA権を取得するのは21年オフで菅野投手は32歳の年ですが可能性は十分にあるとか。
メジャー挑戦の年齢としては決して若くはないですが、もしメジャーに行くことになっても菅野投手の活躍に期待したいですね!