こんにちは、おもちです!
2月1日に辞任する世界銀行のキム総裁の後任候補が報じられ、話題となっていますね。
世界銀行はキム氏の辞任表明を受け、後任の選定に着手しているようですが、世界銀行の最大出資国で創設以来、米国人がトップに就いてきたため、次期総裁もトランプ政権が米国人を推すとの見方が多いようです。
そこで今回は、そもそも世界銀行とは?日本人職員はいるのか、職員の年収はいくらか?キム総裁の後任も調査してみました!
「世界銀行」とは
そもそも「世界銀行」とは一体どんな組織なのでしょうか?簡単にご説明しますね!

「世界銀行グループ」は略して「世銀」などと呼ばれており、1945年に設立された組織です。
あえて「グループ」と書いたのは、世界銀行は5つの機関から構成されているから。
世銀グループはこの様な構成で成り立っています。
・国際復興開発銀行
・国際開発協会
・国際金融公社
・多数国間投資保証期間
・投資紛争解決国際センター
1945年は何の年でしょうか?そう、第二次世界大戦が終わった年ですよね。
第二次世界大戦によって破壊された街を復興させるため、戦争に勝った国が集まり、復興資金を援助する為に設立されたのが始まりです。※戦争に勝った国が集まってお金を出し合って、相当低い利率や場合によっては無償で戦争に敗けた国にお金を貸し、復興が実現したらお金を返して貰うという仕組みでした。
現在では、開発途上国に対し、当時の敗戦国と同じように、低い金利やゆるい条件でお金を貸しています。
世界銀行を構成する5つの組織にはそれぞれ機能が備わっており、お金を貸す先が「個人」だったり「会社」だったり、「紛争解決のため」だったりしますが、目的は結局のところ「発展途上国の発展のための融資」ですね。
「世界銀行」のバックには「国連」が
そして、勘のいい方はお気づきかもしれませんが、世界銀行グループのバックには国連(国際連合)がいます。
つまり、国連主導で世界銀行を作り、世界中の国同士で助け合いをしているということです。
ここでさらに気になるのが「世界銀行の運営資金」。加盟した国がお金を融資していますが、個人が融資する事は不可となっています。
また、融資した金額が最も多い国が「議決権」を持てる仕組み。
世界銀行でもっとも票の数を持っている国はアメリカ。続いて日本、そして中国です。
日本人職員はいる?年収は?
世界銀行に日本人はいるのか?世界銀行の職員の年収はいくらなのか調査してみました!
なんと、現在世界銀行グループで働く日本人スタッフの数は300人以上!そんな日本人スタッフの職種、業務内容、経歴はそれぞれ異なりますが、国際開発というダイナミックな仕事はやりがいも大きそうですよね!

職員の年収は?
気になる世界銀行の職員の年収を調査してみました!
実は世界銀行は、本給テーブルをウエブサイトで公開しているんです。
「初任給」という一律の金額はないのですが、総合職の一番低いレベルの中位給与は10万7300ドル(1200万円)!これに福利厚生費や諸手当がつくので、大体1400万円になります。
さらに、世銀職員は外交官待遇なので、所得税や住民税、社会保険料を払う必要ないとのこと・・・・。
羨ましいですね(笑)。興味のある人は採用試験を受けてみてはどうでしょうか。
キム総裁の後任一覧!有力候補はトランプの娘イヴァンカ?
海外のメディアが、2月1日に辞任する世界銀行のキム総裁の後任候補に、トランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官やヘイリー前米国連大使らが浮上していると伝えています。
述べたとおり、アメリカは世銀の最大出資国のため、権力も強く、創設以来、アメリカ人がトップに就いてきましたので、次期総裁もトランプ政権が米国人を推すとの見方が多いのです。
ということで現在の総帥候補をまとめました!
こちらは皆さんご存知のトランプ大統領の娘、イヴァンカ
お次はニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)元米国連大使。
あとはデービッド・マルパス(David Malpass)米財務次官(国際問題担当)、マーク・グリーン(Mark Green)米国際開発局(USAID)長官の名前も挙がっています。
やはり全員アメリカ人のようですね〜。
以上、今回は世界銀行とは、日本人職員や年収、キム総裁の後任一覧について調査してみました!